どせいたんさき。

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この心を揺さぶる画像はまがたま星雲としても知られている IC 405 を映しだしたものであり,中心から左下の部分にはぎょしゃ座 AE (AE Aurigae) と呼ばれる明るい星が鎮座している.複雑に入り組んだ原子ガスのフィラメントに沿って輝く水素原子のエネルギーは,変光星でもある高温の O 型星ぎょしゃ座 AE によって賄われている.一方で,自身が発する青い光は星間空間に存在するガスによって散乱されている.ところで,ぎょしゃ座 AE は自らが照らしている星雲 IC 405 の中で生まれたわけではない.天文学者たちは,宇宙空間での運動から逆算することで,ぎょしゃ座 AE はオリオン星雲 (the Orion Nebula) で誕生した可能性が高いと結論づけた.他の星々と強い重力的な相互作用を受けることによってぎょしゃ座 AE はオリオン星雲を飛び出した.同じく飛び出したのはもうひとつの O 型星であるはと座 Mu 星 (Mu Columbae) である.これは今からおよそ 200 万年前のことだった.それ以来,飛び出した 2 つの星は逆方向へと放浪の旅を続け,秒速 200 キロメートルほどの速度で互いに離れていっている.この鮮明で詳細な IC 405 の画像は,北天の星座であるぎょしゃ座の方向, IC 405 までの距離 1,500 光年に換算して 5 光年ほどの空間を映し出している.

  • AE Aurigae is the bright star below and left of center in this evocative portrait of IC 405, also known as the Flaming Star Nebula. Embedded in the cosmic cloud, the hot, variable O-type star energizes the glow of hydrogen along convoluted filaments of atomic gas, its blue starlight scattered by interstellar dust. But AE Aurigae wasn't formed in the nebula it illuminates. Retracing the star's motion through space, astronomers conclude that AE Aurigae was probably born in the Orion Nebula. Close gravitational encounters with other stars ejected it from the region, along with another O star, Mu Columbae, over two million years ago. The runaway stars have drifted in opposite directions ever since, separating at about 200 kilometers per second. This sharp, detailed image of IC 405 spans over 5 light-years at the nebula's estimated distance of 1,500 light-years in the northern constellation Auriga, the Charioteer.

(画像はリンク先を参照)