どせいたんさき。

ナスダヨー

iBus-1.5 を捨てて fcitx-mozc を使うことにした

前提

Ubuntu 13.10 にアップグレードしたところ iBus も 1.5 にアップデートされた.この iBus-1.5 はこれまでのバージョンと設計思想が大きく異なっており,公開当初から辛辣な意見が多数投稿されている.

iBus-1.5 では IME の状態を切り替えるのではなく IME そのものを切り替えるスタイルになっている.しばらく使ってみたところ, IME を切り替えるたびに入力のフォーカスを一時的に切り替えるためのパネルに一瞬奪われることがわかった.この切り替えで入力に一瞬だがタイムラグがあること,またフォーカスの有無でレスポンシブにデザインを変える web サイト*1などでは大変使いづらいことに気づいた.そのため,これまでの入力方式とできるだけ近い設定ができるものとして fcitx を利用することにした.

目的

Ubuntu 13.10 にて fcitxGoogle 日本語入力の Linux 版である mozc を導入する.なお,自分は英語キーボードを利用しているためキーボードは英語対応のままにしたい.

また,入力の切り替えはトグル式ではなくてショートカット一発で目的の入力モードに切り替えられるようにしたい.トグル式では常に自分がどの入力モードにあるのかを記憶していなければならない.日本語入力をしたければ常にこのショートカットキーでよい,という状態にしたい.

解決方法

基本的には alfa-jpn さんの[alfa.hatenablog.jp/entry/2014/01/13/142353:title=記事]に従う.まずは fcitx をインストールする.下記の一行だけで必要なパッケージは全部インストールされるはず.

sudo apt-get install fcitx-mozc

次にデフォルトで使用する変換に fcitx を設定する.これは Setting から Language Support パネルを起動した画面の一番下にある.

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次に fcitx の設定を進めていく.fcitx-configtool を実行すると GUI で設定するためのパネルが出てくる.あとで設定するキーボードショートカットのこともあるので上から English(UK), Mozc, English(US) の順で IME を登録した.一番上の English(UK) はとりあえずダミーとして登録している.また, Mozc はデフォルトで日本語キーボードになる.これを変更するには Mozc を選択した状態で左下にある設定ボタンをクリックすればデフォルトで使用するキーボードの設定パネルが出現する.

Global Setting と Apperance は以下の通り.

f:id:xr0038:20140209144404p:plain:w260f:id:xr0038:20140209144615p:plain:w260

Addon の Input Selector で入力モード切替のためのショートカットが設定できる.IMSelector, Global Selector はすべて empty のままにして Local Selector にだけショートカットを設定した.

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First Input Method はデフォルトではない最初のという意味なので今回の設定では Mozc に対応することに注意.そのため Second Input Method は English(US) である. IM の設定をキャンセルするというショートカットがうまく働かなかったため苦肉の策としてこのような設定になっている.

このとき gnome 側のキーボードショートカットと衝突していないか注意.

結果

iBus から fcitx へと移行できた.トグル形式ではない入力モードの切り替えも達成できたのでとても満足の行く入力環境が得られた. fcitx の開発者の方と iBus からの脱出を果たした先行者の方には深くお礼申し上げたい.

*1:twitter のテキスト入力部など